みなさんこんにちは。こんばんは。おはようございます。
🐻です。
今回は、NAVER まとめというサービスが終了するらしいというニュースを聞いて思ったことを記事にしていきたい。
なぜ記事にしようと思ったのか
いつものように、Twitterのタイムラインを眺めていると、NAVER まとめが終了するというニュースを目にした。
Twitterで「@hawks__fan NAVER まとめ」と検索してもらえば分かるように、自分は結構NAVER まとめを利用していたようだ。
良くも悪くも、利用していたwebサービスが終了してしまうというのは悲しいなと思ってしまったし、何かしらの形で記憶の破片を残しておきたいと思ったのが記事にした理由だ。
NAVER まとめはどんなサイトだったのか
そもそも、NAVER まとめはどのようなサイトだったかというと、ネット上の噂や口コミをざっくりまとめてあるような雑多なサイトだったように記憶している。
NAVER まとめに似たサービスとして2chまとめサイトがある。
2chまとめサイトはlivedoorブログをフォーマットにしているケースが多いので、どのサイトも似たり寄ったりな見た目であることが多い。
すっかり2chまとめサイトとはご無沙汰になってしまった昨今であるが、自分が初めてスマホ(iPhone4s)を手にした時はNAVER まとめや2chまとめブログを浮遊していることが多かった。
まとめサイトを見ていると、こんな視点もあるのかと思う一方で、それはさすがにマズい発言なのではと思うケースもあった。
ただ、表現の自由との兼ね合いで発言自体を封じるのは危険だなと思うこともあった。
しかし、後に保守速報というマイノリティに対するヘイト剥き出しなまとめサイトから広告を撤去されたニュースがあった。
まとめサイト「保守速報」から広告バナーが完全消滅 広告主に問い合わせる“広告剥がし”の動きが加速か
マイノリティに対する配慮どころか、マイノリティに対して差別発言を繰り返すのを黙認して広告収入を与えてしまうのは社会的に芳しくないと広告主や広告代理店等が判断した結果なのかもしれない。
冒頭にも述べたように、NAVER まとめというサイトは、保守速報ほど酷くないにせよ、内容は玉石混交であったように記憶している。
玉石混交で雑多というだけでサービス自体を終了してしまう決断はいかがなものかと思った。
選択と集中という名の暴力
先ほど示した記事の最後の部分に、
ネクストライブラリは、NAVERまとめの終了について「今後の成長性やLINEグループでの選択と集中の観点などを踏まえて検討した結果」としている。
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と書いてあった。
個人的には記事の内容によくない部分があったにせよ、サービスのブラッシュアップではなく、サービス自体を終了させることに暴力性を感じてしまった。
日本では「選択と集中」だとか「無駄を削れ」だとかという物騒な言葉がこの30年メディアを通じて飛び交ってきたようだ。
「選択と集中」という教義に従って無駄とされてきたものを削った結果、本来なら給与を伴う仕事とされていた活動をボランティアと見做して動員されたり、非正規雇用の労働者が増えたり、保健所が減ったり、公務員の数が大幅に減ったりしてきたのではないだろうか。
最近のコロナ騒動で保健所が不足して大変なことになっているのも記憶に新しい。
「選択と集中」「無駄の削減」「緊縮財政」といったロジックが結果的にロスジェネ世代を作り、災害やウイルス蔓延等の厄災に対応できず、社会の混乱を招いてきた遠因だったと思わざるを得ない。
そもそも、どういう基準で誰が無駄か無駄でないかを峻別しているのかも全く分からない。
それに加えて、資金不足の組織や個人に対して、クラウドファンディングで資金調達をさせようとする動きにも疑問を感じる。
クラウドファンディングを共助と言い換えた悪質な言説も見かけた。
話は変わるが、最近Twitterで、次の印象的なツイートを見つけてしまった。
皇居周辺の草刈りでさえ、十分に行えない位には世の中がおかしなことになっていると言っても過言ではないだろう。
『「選択と集中」「無駄の削減」「財政破綻」』の3つを唱える政治家や著名人には気をつけるべきだと思う。
というのも、『「選択と集中」「無駄の削減」「財政破綻」』の3つを唱える政治家や著名人の言説を野放しにしてきた結果、非正規労働者やボランティアやクラウドファンディングや公的サービスの民営化といった誰かの苦しみの上で成り立つ理不尽な仕組みが形成されてきたと思うからだ。
『日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか』
竹中平蔵 (著), 池田信夫 (著), 鈴木亘 (著), 土井丈朗 (著)
という本に、
大事なのは「選択と集中」という見出しのページがある。
パッと見、鈴木亘氏の発言の中に「選択と集中」があった。
出版された2010/11/25からすでに10年が経過しようとしているので、本のタイトルにある「日本経済余命3年」は大嘘だったのではないだろうか。
また、「財政破綻するから消費増税は避けられない」と唱える人も見かける。
よく観察していると、「財政破綻するから消費増税が必要だ」と言っている人が大手メディアの記者だった例も少なくない。
特に新聞は消費増税の軽減税率の恩恵を受けておいて何をのぼせたことを言っているのだろう。笑止である。
少し分かりづらい? 消費税10%になったもの・ならなかったもの
公的サービスの類は一見無駄に見えても、業務自体が膨大で大変なケースが多いのだから、安易に無駄扱いしてはならないと思う。
政府や財務省とズブズブな大手メディアには、もはや政府の理不尽な政策を批判できないのではないだろうか。
メディアは政策を批判しているように見えて、敢えて本質を避けたり、言い方を巧妙に変えているだけのものが多い。
とにかく、ここで一番言いたかったのは「選択と集中」という教義がとても暴力的だということだ。
まとめ
最後に、まとめと書いてしまっているのでいくつかまとめを書いていきたい。
- NAVER まとめのサービス終了は寂しい
- サービス自体を残し、ブラッシュアップすることはできなかったのだろうか
- 選択と集中という教義は暴力的な概念なので選択と集中と主張した人を信用しない。
- 悪質な政策提言の裏に必ずといって良いほど登場する竹中平蔵はクソ
- 政策決定や重要な政治的決断の場から竹中平蔵を外して欲しい
以上だ。それでは。🐻でした。
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